自家焙煎珈琲みじんこ様_音響設計_カフェ
お茶ノ水駅から歩いて7分、ホットケーキが人気の自家焙煎珈琲"みじんこ"様。 「一人でも気兼ねなく長い出来る女性の為の空間」をコンセプトに、 大手には真似のできないおしゃれで居心地良い空間と本格的なコーヒーとスイーツをご提供されます。
"カフェミュージック"というジャンルがあるように、カフェと音楽とは密接な関係で、 BGM:ソフトの部分にはこだわっておられる店舗様も多いです。 しかし、音は波ですので、物理的な観点から考えれば、"座席とスピーカーの位置関係" そして"お客様に伝わる周波数帯域"によって音の伝わり方は大きく変わってきます。
店内の場所によっては本来音楽が持っている心地よさに必要な周波数帯域の音がカットされて届き、結果"うるさく耳触りな音"になってしまったり、 会話を妨げないようにと音量を小さくするあまり音楽自体が殆ど聴こえなく"雑音が目立つ"といった店舗様も多いのも事実です。 「本来居心地感をよくする為のBGMが逆に居心地を悪くしてしまっているケースが多々あるように感じます。」(オーナー長戸様)
そこで、音:波の特性を踏まえ、音響心理的に居心地良い空間、 そして適度に音量を上げても会話を邪魔しない空間を作り出します。
店舗空間の特徴として、L字型となっていますが、反射する音を効果的に活用する事で、必要最小限の機材で最大限の効果を出しました。また、イコライザーを導入する事で、お客様に伝わる音の周波数を調整。SD法によって統計的に決定された「人が暖かい・綺麗」と感じる音に調整しました。 そして適度に音量を上げても会話の邪魔にならないよう、人の声の周波数帯の音を調整しました。
BGMは、来店者のライフスタイルに合うように、ヨーロッパの音楽シーンのトレンドを踏まえてセレクトしました。
"居心地の良い店舗"としてネット上の評判も高く、「音響・BGMも心地が良い」「音が良く、好きな曲が掛ると嬉しい」とご評価を頂いております。 実際に滞在時間・リピート率とも高く、時間帯に関係なく常連客で埋め尽くされています。
「居心地とは、様々な要素が合わさり、無意識に感じるものと思います。内装デザインや椅子のすわり心地等はもちろんですが、 上質な音という要素も非常に重要と考えます。」(オーナー長戸様)